ルーラーシップ別格!大外から3馬身突き抜けた…アメリカJCC

◆第53回アメリカJCC・G2(22日・芝2200メートル、中山競馬場、不) 単勝1・4倍の1番人気に推されたルーラーシップ(福永)が、後方追走から3、4コーナーで馬場の外をまくり気味に進出。力でねじ伏せるような競馬で、重賞4勝目をマークした。今後は、ドバイ遠征も視野に入っており、夢が膨らむ圧勝劇だった。3馬身離れた2着に、2番人気のナカヤマナイトが入った。

 格の違いを見せつけた。直線で大外に進路を取ったルーラーシップ。福永のGOサインに反応すると、不良馬場をものともせず、豪快に、力強く突き抜けた。ラスト3ハロンは、メンバー最速の35秒6。2番目が2着ナカヤマナイトの36秒4だから、一頭だけ力が抜けていた。

 陣営が、ただ一つ不安視していたスタートを普通に切ると、道中は後方3~4番手のポジションをキープ。福永は、馬との呼吸を最優先にレースを進めた。「リズムを崩さないように、折り合いに専念した。直線は内があまり良くなかったので、外めを通ろうと思っていた。加速するまでに時間はかかったけど、手応えには余裕があった。ナカヤマナイトを目標に、この馬をかわせば勝てると思っていた」。単勝1・4倍の断然1番人気に応え、ホッとした笑顔を見せた。

 昨年末の有馬記念で4着と力を見せたあとの5歳初戦で、“最強世代”の実力を改めて証明した。すでにドバイ・ワールドC、シーマクラシック(3月31日)に登録済みで、今後が注目されるが、「同じ(社台)グループの馬がたくさんいるので、オーナーと協議してからですね」と角居調教師。先週の日経新春杯を完勝したトゥザグローリーなども登録しており、次走の明言は避けたものの、世界で戦える力は示した。

 これで重賞4勝となり、G2は3勝目。悲願のG1制覇は、確実に近づいている。「そういうものを期待されている血統ですから」とトレーナーが話せば、福永も「非常に能力が高くて、G1を獲れる素質がある馬。これを機にステップアップすれば、日本を代表する馬になれると思う」と太鼓判を押した。名牝エアグルーヴの競走能力を色濃く受け継いだ良血。頂点に上り詰めるのは、時間の問題だ。

 ◆ルーラーシップ 牡5歳の鹿毛。父キングカメハメハ、母エアグルーヴ(父トニービン)。戦績14戦7勝(うち海外1戦0勝)。総収得賞金3億4121万3200円。主な勝ち鞍・10年鳴尾記念、11年日経新春杯、金鯱賞。生産者・北海道安平町のノーザンファーム。馬主・(有)サンデーレーシング。栗東・角居勝彦厩舎所属。
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# by gadfadfgdf | 2012-01-23 14:43